中国や台湾・韓国などアジアを中心に世界で活躍する花井さん率いるHanai Famワークショップが浜松で開催されました。
総勢50名のダンサーが参加♪
コンテストやバトルなど東海地域で活躍するダンサーやキッズダンサー、今回は親子で参加してくれたダンサーなど総勢50名のダンサーが参加して、笑いあり真剣な表情ありで世界で活躍するHanai Fam.二人のレッスンを受けていました。
Waacking は超ハイレベル!?
ワックは、名古屋や静岡など遠方からの参加者も多く、バトルやコンテストでも東海地域で有名なメンバーも多く参加していました。
講師は、YUKiNOちゃんです。コンテストや海外のゲストパファーマンスなどで活躍中のGood Good Groovinの一員として、また、日本のダンス界オリジネーターチーム、Be Bop Crewの次世代養成メンバーで構成される、Be Bop Crew Gangとしても活動している、日本ダンス界の期待の星といったところです。
Hanaiさんの奥さんのファンキーナビゲーション、EBONNYのリーさんのお弟子さんでもあるので、Be Bop Crew オリジナルメンバー、女性カリスマダンサーYoshieさんのスタイルを彷彿させるソウルベースのワックを楽しくじっくりとレクチャーしてくれました。
私も参加させていただきました。カメラマンもしていたので画像には映っていません。腕がパンパンです。
本来のワックは体全体を固めるイメージがありますが、Be Bop Crewの女性の系統のワックは日本やアジア特有かもしれませんが、ソウルをベースにしていてリズムが関節に流れていくようでしなやかで、「ナチュラルな女性らしさ」があります。あくまで個人的な感想ですが、男性の自分にはなかなか出せない味だけど、男性でもそれが出せたらとても気持ちいいのになーといつも思います。
ソウルはジャンル問わず、活きる・活かせるスタイルのダンス♪
ソウルは音楽を聴きながら自然に身体の動きを気持ちよくリズムに乗せていく練習を中心にレクチャーしてくれました。
アップのリズムをベースに、体をスウィング・スライド・ツイストさせたりと動きの応用のさせ方や、表と裏のリズムのアクセントを変化させたりも楽譜をもちいて説明してくれました。
ルーティン・振付はクロスタッチというステップを応用させたステップです。
クロスステップのベースから、裏のリズムへのアクセントとして上半身をスウィングさせたり、リズムを止めてからためてシンコペーションをとったり、、、、。
裏のリズムのアクセントやシンコペーションといった点を細かく説明してくれたり、理解の仕方、学習の心構えなど、受講しているダンサーの心理状況もふまえてのレクチャーにみんな真剣に耳を傾けていました。キッズダンサーもこういったワークショップの場だったり通常のレッスンだったり、コンテストやイベントで大人のダンサーさんに意見を聞いたりしていく中で必ず耳にしていく言葉として頭に残っていくことと思います。
脳の中で思考する際に使われるほとんどは内的言語とよばれる言葉です。それ以外は画像や映像で思考します。でもほとんどが言葉です。言葉の入力は思考力を養うのにとても重要ですね。
ソウルはボディーコントロール、アイソレーション、リズムトレーニングなど多くのダンスに共通する要素が詰まったスタイルだと思います。
一つ一つのステップは単純ですが、その分いろいろなことに注意を向ける余裕がうまれ、基本に沿いながら、自分なりに思考を深めたり工夫次第で自分にしか出せないとてもカッコよい踊りに挑戦することができます。
まさしく、オンリーワンな自分の踊りに仕上げることができるダンスだと思いました。
最後はロックダンス!
ロックダンスは基礎が中心でした。
歴史も古いダンスで、すでにロッカーズというチームによりスタイルが完成されたダンスです。
ステップ一つ一つに世界共通の名前がついています。トゥワル、ロック、スクービードゥ、クラップ、ハイファイブ、ドラム、ペイシング、スクービードゥなどなど、、、、。
それだけ確立された踊りなので、基本も世界共通です。基本がより大事なスタイルです。
トゥワルからダブルロック~トゥワルロックという動きだけをとってみたらとても単純です。
しかし、ダブルロックのあとに肘を上げながらためをいれることで、次のトゥワルにもっていくのがタイミングや速さだったりとても奥が深くなります。
それを、説明や見振り手振りや動きだったりで説明してくれてわかりやすかったし自分の練習の際にも指導する際にもとても勉強になりました。
他にもスクービードゥの3つのパターンを練習しました。スクービードゥという1つのステップですが、応用させて、大きくですが3つのパターンになります。
先にも言いましたが、すでに確立されたスタイル。名前のついてステップがあって、やり方も世界共通です。しかし、そこからさまざまに世界各地のロックダンサーが一つ一つのステップを進化させています。共通のやり方というガイドラインに沿いながら、その時代時代で進化したり他のダンスの要素と融合したりを繰り返してきているのもこのロックダンスの良さですし、あらためてロックダンスが好きになったと感じた参加者も多かったと思います。