ペアで行なう運動で器用な動きを経験しよう♪
ペアで行なう運動は、相手の動きにタイミングを合わせて動いたり、今回の動画にあるようにお互いの足の裏をくっつけたまま自分の身体を動かさないといけません。
こういった運動というのは、全力で持てる力を振り絞って行う運動とは違って、相手の身体に常に自分の身体の一部をくっつけて運動するので力の強弱を調整する協調性運動というものを行うことになります。
人間の運動神経をつかさどるのは前頭葉という脳の部分なのですが、前頭葉のコントロールだけではなめらかな動きだったり、力の強弱の調整といった協調運動は行えません。
協調性の運動をつかさどるのは小脳と呼ばれる部位で行なわれます。
今回の動きは筋力トレーニングのような開放系の運動とは違い、先ほどから何度も出てきますが、小脳の働きによる協調性運動にかかわる神経と運動のコントロール系を養うトレーニングです。
ダンスでもスポーツでも限られた筋肉を鍛える筋力トレーニングよりも運動と神経のコントロールを鍛える調整機能を鍛えるトレーニングが見直されてきています。
ダンスでの指導技術のひとつでメタファという何かの物の動きなどに例えてダンスの動きを指示するときがおおいのですが、運動や遊びの経験の少ない子どもには通じない場合も多いし、実際にその動きの経験がないため力の強弱がイメージできない場合があります。
ダンスにもいろんなジャンルがあって、その中でも一つのジャンルだけの経験がない子どもはそれ以外の動きがとても不器用だったりします。
器用に動ける動きと不器用な動きにとても村があることが多いです。
筋力の開放系の動き以外の、道具を使って閉鎖系の動きを取り入れてトレーニングを行うことをおススメします。
今回の場合は、道具というとペアの相手に失礼かもしれませんが、この場合で言う道具がまさしくペアの相手です。
しかも、テニスのラケットや野球のバットと違って、自分の意思で動く道具です。しっかり目で見て相手の動きをみて自分の身体をコントロールしないといけません。
呼吸も合わせて動き出しのタイミングを調整しないといけないので、リズム感覚も身につきます。
好きなことに没頭する力を養うお手伝いができたらと思います♪
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